広告で、デザインで、CMで、もっと社会や人々を幸福にできないものか。
いま、多くのクリエイターたちが、そう考えています。
日本経済が长期低迷期にあり、
大量生产・大量消费の社会が行き诘まりを见せる时代。
ソーシャルメディアが台头し、
コミュニケーションのありかたが根底から変わろうとしている时代。
従来の広告やデザインが、企业の业绩アップには贡献できても、
人々の暮らしや気持ちに、どれほど力强くリンクしているのかが、
とてもわかりにくくなっている気がします。
しかし、私たちには、モノやコトの本质を掘り下げたり、
人々を楽しませたり、强いメッセージを発信したり、
人と人、人と社会をつなぐコミュニケーションの技术があります。
そして、クリエイティブの力で、社会を少しでも楽しいものにしたい、
人を幸せにしたいという、强い思いがあります。
そんな、<人を幸せにする><社会を変える>デザインの可能性を探り、
実践してきたのが、水谷孝次さんであり、MERRY
PROJECTです。
そして、MERRY SONGは、水谷さんの活动に共感した、
藤原次彦さん(AOI
Pro.代表取缔役社长)の
「なにか手伝えることはないか」という强い思いを闻き、ぼくが発案したものです。
この曲の出発点は、歌で、歌の力で、もっと広く、もっと多くの人に、
MERRY
PROJECTの存在や意味を伝えたいというシンプルな思いでした。
MERRY
PROJECTは、子どもたちの笑颜をモチーフにしている。
すでに、多くの人が知っていることです。
そして、水谷さんは、纷争や贫困や自然灾害などの问题を抱える国や地域に率先して足を运ぶ。
そんな活动も、かなり知られるところになっています。
しかし、なぜあえてそんな过酷な状况のところに行くのか。
また、なぜそんな境遇の子どもたちに限って、あんなに素敌な笑颜を见せるのか。
ぼくは、その秘密、あるいは「笑颜の奥にあるもの」を歌で表现したいと考えました。
水谷さんは语っています。贫しいところの子どもほど、笑颜が美しい。
眼が辉いて生き生きしている、と。
笑颜は、幸せな人、恵まれた人のものだと思いがちだけれど、実はそうではないのです。
コピーライターの一仓宏さんとは、长年、広告をいっしょに作ってきた间柄です。
また、作曲家の菅野よう子さんには、过去、数えきれないくらい多くのCMで、
音楽づくりをお愿いしてきました。
一仓さん、菅野さんのコンビで生まれたCMソングや、
そこからひとつの楽曲になったものもたくさんあります。
「笑颜の奥にあるもの」を、诗や曲で表现してくれるのは、
このふたりしかいない。ぼくは、そう确信しました。
そして、そんな思いを受け止めてくれたふたりによって生まれたのが、
このMERRY
SONGです。
音楽の制作とプロデュースは、富永恵介さん(PIANO
inc.)が担当してくれました。
そして、音楽とプロモーション映像の総合プロデュースを
中江康人さん(AOI
Pro.)が担当してくれ、それらの制作费はすべて、
日本を代表するCM・番组・映画などの映像コンテンツ制作会社であるAOI
Pro.によるものです。
多くの人の力によって生まれたこの曲が、世界中の人々に、
MERRY
PROJECTの存在と意味を、深く、强く伝えていってくれることを愿っています。
MERRY
SONG発起人/今村直树